元個人主義者の私の体験から、今の若者に個人主義より大事なものがあることを伝えたいと思います。
私が自分の存在価値はどこにあるのかと自問したのは中学の頃でした。そのときの結論は、「そもそも私に絶対的な存在価値など無い。存在価値は自分で作り出すものだ。」という物でした。そして、どうやったら自分の存在価値を生み出せるのか、をずっと考えてきました。
社会に出て、何年か経って分かったことは、自分の中に存在価値を求めても何もないということでした。そして、自分の存在価値は自分で作り出すのではなく、他の人たち(家族、友人、社会)が認めてくれて始めて生まれるものなのだということでした(そのための努力は必要ですが) そして人間の価値(個人の尊厳)は、どれだけ自分の幸福を追求しているかではなく、どれだけ多くの人を幸せに出来たかで決まるのだと思います。
個人主義者は「一個一個の人間を深く追求し、可能性を広げる考えを個人主義の中に見るのです。」と言います。しかし個人主義のどこにその可能性を見るのでしょうか。現実には一個一個の人間を深く追求するよりは、自分という一個の人間にしか可能性を見ていない人のほうが圧倒的に多いと思います。
仕事上お付き合いのある福祉関係で働いておられる方が言っておられました。
「私たち戦後ベビーブーマー世代は個人主義・民主主義の名のもとに全ての過去の社会的価値観を封建主義・全体主義として否定し破壊してきた。しかし、子を持つ親になって、子供たちに何も教えられないことに気づき今、苦悩している。個人主義を超えた新しい価値を生み出すことが、私たちベビーブーマー世代の罪滅ぼしではないか。」と
野田雄二
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